linuxコマンド(第3弾)とvi
どうも皆さんこんにちは。来週までにサービスを1個作らなくてはいけないのに、まだ何もやっていないcl0wnです。
今日もlinuxのコマンドのつづきと、vimについて書いていきます。
- head
- tail
- grep
- vi
head
ファイルの先頭だけ見たい時に使うコマンドです。デフォルトでファイルの先頭から10行だけ表示されます。下の例ではカレントディレクトリにある.bashrcというファイルの先頭10行だけ表示しています。
head .bashrc
tail
ファイルの終わりだけ見たい時に使うコマンドです。デフォルトでファイルの最後尾から10行だけ表示されます。下の例では/var/logディレクトリにあるfirewalldというファイルの終わり10行だけ表示しています。
tail /var/log/firewalld
grep
ファイルの中から指定した文字列を含む行だけ表示したいときに使うコマンドです。
grep <検索文字列> <ファイル名>
下の例では、/var/log/ディレクトリにあるfirewalldファイルからwarningという文字列を含む行だけを表示しています。iオプションは大文字小文字の区別をしないという意味です。
grep -i warning /var/log/firewalld
vi
viとは
テキストエディタです。プログラムを書くのに使ったり、設定ファイルをいじったりするのに使います。大抵のPCにはviを改良したvimというエディタが入っています。Emacsというviと双璧をなすエディタがありますが、筆者はvimmerなので布教の意味も込めて、vimの使い方を簡単に説明します。
vimの簡単な使い方
viには編集モードとコマンドモードがあります。コマンドモードでは、コマンドを使ってテキストを編集したり、文字列を探したりできます。編集モードではキーボードからファイルの編集ができます。文字で説明してもわかりづらいので実際に使ってみましょう。
以下のコマンドをターミナル(コマンドプロンプト)に入力してみましょう。
vim hello.txt
これで、hello.txtというファイルを編集できます。(hello.txtがなければ作成されます)
開いた状態ではコマンドモードです。ここでiキーを押してみましょう。すると編集モードに入ります。iキーは現在のカーソル位置から入力を始めます。適当な文字を入力してみましょう。すると、入力された文字が表示されるのがわかると思います。適当に20行ほど入力してください。終わったらEscキーをおしてコマンドモードに戻ってください。
コマンドモードでは、jkhlで上下左右にカーソルを移動できます。何度か練習してみてください。ggと押すとファイルの先頭行に、Shift + g でファイルの最後尾に移動できます。xで1文字削除、ddで1行削除できます。
編集モードの入り方には
- iキー:(現在のカーソル位置から編集)
- aキー:(現在のカーソル位置の一つ右から編集)
- oキー:(現在のカーソル位置の一つ下の行から編集)
- Shift + o:(現在のカーソル位置の一つ上の行から編集)
などがあります。この他にもいろいろ編集モードへの入り方はありますが。取り敢えずコレだけ覚えてれば日頃の編集では苦労しないでしょう
編集モードからはEscキーで抜けられます。今のモードがわからなくなったら、Escキーを押してコマンドモードに戻りましょう。
ファイルをセーブするには、コマンドモードで:w Enter、ファイルを閉じるには、:q Enter、セーブして閉じるには:wq Enterと入力してください。セーブせずに閉じるには:q! Enter と入力してください。
足早になりましたが、これがvimを使う上で最低限覚えなきゃいけない操作です。かといって、今ここで無理に覚える必要はありません。使っているうちに自然に覚えます。分からないことがあってもググれば大抵答えがあります。vimを使えることはコマンドを使えること同様、試験の最最低基準なので、なれましょう。
まとめ
次回予告
コマンドの列挙に飽きたので、次回からBanditというゲームの実況?解説?をやっていきます。